建築 びっくり雑学

駅公衆トイレで高齢者が立ち上がれず、救急搬送  富田林駅

富田林駅西側にある公衆トイレ。

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先日、女性用トイレで高齢者の方が立ち上がれなくなって、救急搬送を要請したそうです。

女性用には個室が2室(洋式と和式が一つずつ)、男性用には1室(和式のみ)あります。

この女性は膝が弱く、普段は洋式を使っていますが、洋式が使用中だったので和式を使いました。

ところが、90歳をこえる高齢の為、腕の力が弱く、手すりを使っても立ち上がれませんでした。

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やむなく、救急車を呼んでもらったそうです。

学校や公共施設では洋式トイレを増設していってます。

洋式トイレへの改造はスペースを大きくしなければ設置できません。

無理な場合は、和式の手すりを増やす必要があるかも。

高齢化がすすむ時代にはバリアフリー化対応が必要です。

障がい者用の多機能トイレも普及してきましたが、高齢者の方が必要な場合は利用ができます。

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多機能トイレは、ジェンダー平等社会の対応策ともなります。

すべての人が暮らしやすい、やさしい環境づくりがすすんでいます。

市の方では、和式個室については新たな改善策を検討しています。

よろしくお願いします。

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「お風呂洗い後、窓を開けて換気扇もつけているのに床が乾きません。欠陥住宅では?」

住まいの相談、その2です。

同じ間取り、同じユニットバスの建売住宅のお隣同士の方からの相談です。

お隣は共働きで、お風呂洗いは手抜きです。

こちらの主婦はきれい好きで、毎日お風呂はピカピカに掃除し、その後はお風呂の窓を開けて換気扇もつけて換気しています。

ところが、こちらのお風呂の床は濡れたままで、乾きません。

お隣のお風呂の床はきれいに乾きます。

「こんなに完璧にお手入れをしているのに、欠陥住宅では?」

この謎、あなたは解けますか?

窓と換気扇の効果は、換気扇の方が大きいのです。

今のユニットバスの換気は、扉の下の方にスリットがあり、ファンをつけると床の方に向けて外からの乾いた空気がはいり、上の方に向けて全体を乾かしていくように設計されています。

この方の場合、窓を開けて換気扇を回していたため、上の方で空気が流れただけで、床を乾かすことができていません。

ユニットバス全体をを乾かすためには、窓と扉を閉めて換気扇をつけ、空気の流れを全体をめぐらせる必要があります。

この方のお風呂は、窓と扉を閉めて換気扇をつけることにより、次の日からピカピカ、カラカラになりました。

窓を過信せず、換気扇を上手に使いこなしてください。

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医者から「新築の家を引っ越しなさい」と言われました

住まいの相談がありました。

肺炎で入院した方が、医者から、

「カビが原因で肺炎を起こしています。元の家に帰るとまた再発します。引っ越してください。」

と言われたそうです。

新築の集合住宅に入居したが、家が湿っぽく、お風呂にカビが生えるそうです。

原因は、換気扇を24時間動かしていないことです。

今の住宅は、気密性と断熱性が上がっているので、必ず24時間換気が必要です。

カビ・結露の原因はほとんどが換気不足です。

私は建築の仕事をしていた時は、住居とアレルギーの関係を研究していました。

アレルギーの原因で一番の原因はダニアレルギーです。

アレルギーの元になるダニは、人を噛むタイプのつめダニなどではなく、ヤケヒョウヒダニなどの小麦粉くらいの大きさのダニです。

その死がいなどをダストと一緒に吸い込むことで、アレルギーを発症します。

高級と言われるようなハウスメーカーの家にダニが多く、昔ながらの日本家屋にはダニが少ないのです。

ダニ量の測定をしていくと、いろんな法則がわかります。

1階より2階の方がダニが多く、家屋のカーペットにはダニが多く、オフィスのカーペットにはダニはほとんどいません。

2階の方が湿度が高く、オフィスは空調が効いていて湿度がダニの生息域の65%以下に保たれているからです。

通気が湿度を下げる一番の有効な対策で、炭などを置いても効果はほぼゼロでした。

結露も、24時間換気ですぐに止まります。

また、自然素材でできている日本家屋は吸湿性や、通気性に優れていて、高温多湿の日本の風土に適しています。

一方でハウスメーカーの住宅は、床の合板やクロスからホルムアルデヒドなどのガスが出て、免疫機能が壊されてしまいます。

室内の科学物質を測定すると、「ノンホルム」の標示がある建材からも、ホルムアルデヒドが検出されます。

化学物質過敏症とダニ・カビを防ぐためにも、換気が重要です。

家の中で、最も湿度が上がるのがお風呂です。

ユニットバスには換気扇があり、24時間換気ができます。

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この換気扇は20W程度の消費電力で、24時間つけっぱなしでも電気代は月50円程度です。

換気扇を回しているお風呂で洗濯物を干すと、カラカラに乾きます。

肺炎の発生まで至った室内のカビの発生は、24時間換気で防ぐことができます。

 

「電気代がもったいないと思って、すぐ換気扇を切っていました」

ということでした。

日本は世界でも有数の高温多湿の国です。

寒い乾燥した地域の建築工法は、日本には不向きです。

24時間換気は法律でも義務化されました。

ぜひ、活用を。

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鷹のカイトがカラスを追っ払いました!

実りの秋です。

たわわに実った美味しそうな柿。

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しかーし、これがカラスの大好物。

3分の1がカラスの餌食に。

そこで登場したのが、鷹をまねた凧(タコ)。

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カキの木のそばを鳥のようにゆらりゆらり。

本物の鷹のように飛びます。

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あの賢いカラスが、このダミーの鷹を怖がって柿の被害が無くなったそうです。

ご近所の庭でのお話です。

うちのマンションでも、ハトの糞の被害があり困っています。

業者に頼んでもなかなか駆除できません。

これいいかも。

今度、理事会で提案してみます。

 

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ハンカチマスクがすごい!

高齢者の方から「マスクが無くなりそうだけど売り切れで、足が悪いので朝から行列できません」と、相談がありました。

市の方では、緊急用のマスクは持っていますが、一般の市民に配布するストックは持っていません。

また、緊急時の連携協定を結んでいる企業にもマスクの発注をかけていますが、全く供給がない状態です。

まさに大災害状態です。

公助の限界です。

そこでマスクの救世主が、『ハンカチマスク』です。

役所の健康推進部長に教えてもらったマスクが、超優れもの!

ミシン不要、簡単、毎日洗える、つけ心地満点です。

さっそく、相談のあった高齢者の皆さんに集まってもらって作ってみました。

(少人数で、換気に気を付けながら)

出来上がりは、

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みんなでわいわい、

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準備はハンカチとゴム(パンツのゴムが最適、髪を束ねるゴムでも)

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4つに折って、ゴムをかける

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両側を折り込めば、出来上がり!

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いろんなマスクができます。

黒いハンカチは若者向け、青いのはお医者さんみたい、花柄はかわいいです。

みんなでワイワイやると楽しいです。

ぜひお試しあれ。

共産党の事務所のお隣のスナックにコロナの影響を聞いてみると、「さっぱりワヤよ。融資を受けたら返さなアカンし。たくさんお店がつぶれると思うよ」

「あんまり暇やから、お店でマスクを縫っておじいちゃん、おばあちゃんたちにプレゼントしてるの」

と、一枚いただきました。

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これもぴったりフィットの優れものでした。

新型コロナめ、消えてなくなれ!

※ ゴムひもが売り切れているそうです。

そんな場合は、パンストを輪切りにしてくるくる丸めて輪っかを作れば、よく伸びる耳にもやわらかいひもができると情報をいただきました!

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大阪北部地震の現地では 高槻市

昨日6が議会が終わり、すぐに大阪北部地震で被災された現地に向かいました。

日本共産党高槻市会議員の出町ゆかり議員にお話を聞かせてもらい、被災箇所などを確認に行きました。

富田林でも問題になり、一斉点検をおこなったブロック塀。

小学生が亡くなった、寿栄小学校の現地。

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プールのブロック塀はすでに撤去され、正門には献花台が設置されていました。

震源地に近い、この学校周辺では、ブロック塀などが破損しています。

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屋根にブルーシートがかけられている家がたくさんありますが、自衛隊は要支援者のいる家だけかけて撤収したそうです。

ブルーシートは無料で配られたが、危険な作業なので業者待ちで、いまだに瓦が落ちたままの家もありました。

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避難所には少数で分散しているため炊き出しもないそうです。

生活保護を受けている人たちが住む古いアパートなどが危険家屋の判定を受け、家に戻れません。

府営住宅の空き家などが提供されていますが部屋数は限られています。

定例議会は期間を短くして、議員さんたちは、罹災証明の発行、各種の減免措置、いろんな生活相談で走り回っておられます。

ライフラインは電気、水道、ガスの順にすべて復旧したそうです。

町の光景はブルーシート以外は平常に戻ったように見えますが、復旧は続いています。

被災者に寄り添う議員団の奮闘ご苦労様です。

とりあえずの現地報告です。

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「建売住宅を買ったけど、水路の音がやかましくて寝られません」 山中田町

「建売住宅を買ったけど、水路の音がやかましくて寝られません」

と、相談がありました。

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このあたりは元は水田で前面の道路の下を水路が横断しています。

この箇所で水路が一段下がり、落差により落下する水が大きな音を立てています。

更地の時点で建売住宅を契約し、完成した住宅に入ってみると水路の音がやかましくて眠れないとのことです。

音を測定してみると、水路近くで65デシベル、室内で55デシベルあります。

かなりの騒音レベルです。

買主は、「表から土地を見たときはこんなに大きな音だとは気付かなかった。重要事項説明でも騒音のことは聞いていない」とのことです。

この程度の音が説明義務違反に問えるかは、むつかしいところです。

業者はわかっていたはず。

せめて慎重に現場の確認をするか、建築の専門家に土地選びの時点で相談していたらと悔やまれます。

今後は市と水利組合に対して、水路の騒音緩和の為、コンクリートのふたの設置と水の落差対策の両面で改善の方法を相談してみます。

不動産は一生で一番の買い物です。

ぜひ信頼できる専門家にアドバイスをもらってください。

心配なことがあれば気軽に岡田まで相談してください。

『欠陥住宅の見分け方』『住宅用地の選び方』『悪徳業者の見分け方』は、建築士や弁護士グループで講演させていただいてきた、私の得意分野です。

お忘れなく!

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屋根のリフォーム工事をしたけど減税が受けられるの?

市民の方から、「屋根のリフォーム工事をしたけど減税を受けられるの?」と質問がありました。

増改築工事をした場合、耐震・バリアフリー・省エネ工事なら「投資型減税」、普通の工事なら「ローン型減税」を受けることができます。

このかたの場合、工事費は100万円余りの屋根のリフォームなのでローン型減税の対象です。

対象となる工事は、①工事費が100万円以上 ②償還期間が10年以上 が条件となります。

減税額は、リフォームローンの年末残高の1%(100万円なら1万円)が10年間所得税額から控除されます。

税務署に「工事証明書」を添えて申告すると減税が受けられます。

しかし、「工事証明書」には、①登記事項証明書 ②工事請負契約書の写し ③工事前と完成後の写真と図面 ④見積書 が必要書類となり、建築士事務所に属する建築士に作成を依頼しなければなりません。

工事を受け持った工務店が、設計士に依頼し無料で作成するなら費用がいりませんが、正式に業務を依頼すると費用が発生します。

減税額が年間1万円なのに、依頼費用がそれを上回れば損をしてしまいます。

採算点を考えて、判断すべきです。

減税額が意外と少ないなど、リフォームの場合は申告しても必ずしも得をするわけではありません。

よく検討してください。

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リフォームで50%の節電達成!  昨年比でびっくり・・・

我が家はこの5月にリフォームしました。

妻の退職金を使わせてもらいました。

感謝。o(_ _)o

節電、省エネ対策も目的の一つでした。

その効果は、バッチリでした。

9月の関電からの請求書は、258kwで5889円。

去年の9月は、515kwで12238円です。

何と50%の節電効果です。

ちなみに8月は、345kwで8154円。

去年は、500kwで11783円です。

これも40%の節電です。

省エネのためのリフォームの内容は、

① 家の照明をほとんどLEDにかえた

② エアコンは最新の省エネタイプに(初期投資は高めでしたが)

③ 室内の壁は珪藻土の塗り壁、床はコルクタイルで断熱性能をあげた

④ 反射タイプの断熱カーテンをはさんだ

⑤ 間仕切壁をとって風通しをよくした

などです。

断熱性能があがって、エアコンの使用率も下がりました。

省エネタイプの電気製品の効果も絶大です。

これからの年金生活にむけて、ランニングコストを抑えられたことで、一安心です。

しかし、この電気代、嬉しいビックリでした。

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畑ヶ田遺跡(若松町)遺跡で現地説明会 8月27日(土)10時から

若松町1丁目の若松中央公園で保育所移設に伴う、遺跡発掘調査がおこなわれています。

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27日(土)朝10時から遺跡発掘調査の現地説明会が開かれます。

場所はスーパージャンボの南側、人権文化センターの北側です。

土師器の甕(かめ)から銭貨が5枚見つかり、「和同開珎」か「神功開宝」のようです。

奈良時代の建物跡も見つかりました。

明日の朝刊各紙で報道される予定です。

富田林市内には多くの遺跡があります。

富田林教育委員会主催での現地説明会です。

問い合わせ先は、生涯学習部文化財課です。

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