「田平問題」の真相(その10) 党中央の「田平氏への謝罪」の誤り
■ 党中央の「田平氏への謝罪」の誤りについて
「田平問題」での大阪府委員会の、事実誤認と誤りについては(その8)で詳しく紹介しました。
ここではその後、8月29日付で出された党中央委員会書記局の「田平氏への謝罪」についての、事実誤認と対応の誤りについて言及します。
府常任委員会の見解については12点の、誤りについて事実を紹介しました。
党中央委員会には、田平氏の虚偽の訴えを調べもしない府委員会の対応について、私への直接の事実確認をもとめましたが、訴願委員会ですら聞き取りもしないまま、「パワハラがあった」と見解を出しています。
具体的な、パワハラ行為の指摘ができないまま「パワハラ加害者」などと中傷するのが、田平氏の主張の特徴ですが、中央の「田平氏への謝罪」も全く同様です。
「謝罪」の(1)の冒頭に、「岡田氏による田平さんへのハラスメントはあった」とし、その根拠は「大阪府常任委員会の回答」だとしています。
【党の見解の問題点】
① 「パワハラがあった」としている誤りです。
府常任委員会の見解は12点について、田平氏の虚偽や勘違いによるものと、すべて具体的な事実や証拠を上げて回答をしており、すべての項目に反論もできず、決着がついています。もし、岡田のパワハラ行為の事実などが一つでもあれば、それを示す必要があります。
② 「岡田氏もハラスメントを認めて田平さんに謝罪しました」
私は、田平氏へのハラスメントを認めたこともないし、謝罪したこともありません。
私が田平氏に謝罪したのは、田平氏に「お前」と呼ばれて、「お前」と言い返したことです。もう一つは議会質問の打ち合わせで田平氏が15分遅刻し、待たせた職員さんに何も言わず席に着いたときに「ひとこと言ったほうがいいよ」と言ったことです。
③ 「パワハラをいったん認めた岡田氏は態度を翻し『パワハラは虚偽』と言い出した」
「田平氏が訴えているパワハラ」は虚偽、と私が主張しているのは、2021年10月に中央のジェンダー平等委員会に田平氏が虚偽の訴えをした時から、ずっと私が中央に訴えていることで、府常任委員会見解が出た時も、地区委員会総会でも「真相は話すな」と発言を禁じられましたが、一貫して「田平氏のパワハラ訴えは虚偽」と主張しています。
「態度を翻した」どころか」、2年間にわたって「田平氏のパワハラ訴えは虚偽」と事実を示して訴えています。そして、田平氏に対しては、規約にもとづく厳格な対応を中央に求めていることも一貫して変わりません。
④ 「岡田氏が田平氏へのハラスメントを反省していないことを如実に示すものです」
私が田平氏へハラスメントをおこなった事実はないので、反省することもないのは当たり前です。
田平氏は、私に「お前」と呼んだことや、虚偽の訴えを重ねたことに、反省をすることはありませんでした。
⑤ 「選挙戦で、岡田さんを支援する党員を止めないし、処分もしないという方針をとったことが間違いだった」
とんでもありません。
ハラスメントの事実の確認もなしに、また虚偽の訴えだとの指摘に回答もせず、処分自体の誤りに事実確認と謝罪もせずに、府委員会が突然私に「立候補を辞退するように」と言い出したのです。
そして、あろうことか、自主的に私を支持した党員、田平氏のウソに抗議をしてきた党員を処分するというのです。
⑥ 「今回の問題の根本には、ハラスメント問題に対する認識の甘さがあると考えています」
これはそのとおりです。
今年6月の第8回中央委員会総会では、「ハラスメント問題が起きたときは、事実と党規約にもとづいて、真摯に解決に向きあう」と明記しています。
「田平問題」について、党機関はただちに、ハラスメント事実の確認と「田平氏の虚偽の訴え」について、党規約にもとづく厳正な処分と解決に当たることをもとめます。
(続く)