「田平問題」の真相(その7)




■ 「パワハラ」はあったのか?
2021年10月12日に、田平氏から中央のジェンダー平等委員会に、「岡田議員からパワハラを受けている」というウソの訴えがあり、私はこの件で、事実確認と規約にもとづく対応を求めていましたが、放置されたままでした。
しかし、今年の市会議員選挙を前に、また田平氏が新たなウソの訴えをいうようになり、府委員会は「田平氏がパワハラを受けたと感じているなら、それはパワハラ行為」「謝罪すべき」「謝罪がなければ党は岡田を公認しない」と言い出しました。
「岡田が維新の議員と一緒にキャバクラに行っている」などに続いて、今度は、「私が議員団の議会報告をつくって、3校まで打ち合わせをしていたのに岡田が印刷会社にストップをかけて、議会報告を発行できなかった」とか、「岡田に日常的にお前と呼ばれている」とか、「議員を降りるなどと言ったこともないのに、候補者を下ろされた」などといいだしました。
これらは全くの虚偽であり、謝罪のしようのないことでした。
府委員会が、田平氏の訴えをきいて「お詫び」を出したことがあります。
この内容は田平氏の訴えをうのみにしての、13項目についての「岡田のハラスメント」についての「お詫び」です。
府委員会が事実でないことにお詫びをすることは、許されないことで、私はこの13項目すべてが事実でないことを具体的に指摘しました。
その後も、府委員会は「岡田は田平氏に謝罪をしろ」「謝罪しないと公認しない」などと迫りました。
キャバクラに行ってないのに、議会報告を止めてないのに、田平氏が「パワハラを受けたと感じた」として謝罪などできません。
中央委員会の声明には「岡田氏による田平さんへのハラスメントはあった」と書いてあるのに、どんなハラスメントがあったのか何も事実を書いていません。書けるはずもありません。あれば一つでも指摘してください。お答えします。
■ 「岡田が謝罪をしたのに反省してない」のか?
パワハラをしていないのに謝罪のしようがありません。
しかし、謝罪してもいいかと思ったことは2点ありました。
田平氏が私を「おまえ」と呼ぶようになって、私も「おまえ」と呼び返したことです。田平氏が「おまえ」と呼んだことに謝罪はありませんが、私は「おまえ」と呼ばれて言い返したことには謝罪しました。その後、田平氏は私を「おまえ」と呼ぶことはなくなりました。
もう一つは、田平氏が職員との議案の事前質問の打ち合わせに15分も遅れてきて、職員を待たせたのに何も言わず平気な顔で座った時に、「待ってもらったのに、ひとこと言ったほうがいいよ」言ったことが、「ひどいパワハラを受けた」と感じたそうです。彼女から「パワハラを受けた」と言われたのはこの1回だけです。
田平氏による市職員へのパワハラ言動(食事をとらせなかったり、職員に𠮟責を続けたり)については、よく職員の方から抗議を受けていましたので、今回のこの態度は見過ごせないとの思いがありました。
しかし、この2つのことは直接彼女に謝罪しました。一方、田平氏からの謝罪は何もありませんでした。
(続く)
富田林元市会議員の田平まゆみ氏が、「岡田議員からパワハラを受けている」という発信した問題では、私は大阪府委員会から「真相を話さないように」と指示されており、党員や支持者のみなさんに真実をお知らせできないでいました。私は、事実確認を正確におこなうことを、党中央に求めていました。
そして、6月に行われた8中総では、「ハラスメントが起こったときには、事実と党規約にもとづいて、真摯(しんし)に解決に向き合うことが求められます。党機関も支部も、先延ばしにしたり、曖昧にしたりせず、問題解決に真剣にとりくむことを、心から呼びかけるものであります。」と明言されており、田平氏の虚言や府委員会の調査の誤りについて、事実確認が行われるものと返事を待っていました。
しかし、私には事実確認の問い合わせもなく、党が田平氏に謝罪したなどととんでもない処置が聞こえてきました。
このままでは、真相の解明どころか、8中総決定自体が放棄されかねません。
自ら、真相の公開を急ぐ必要があると判断しましたので事実を公開します。
〝パワハラ問題〟の「経緯と真相」というパンフレットを作成しましたので、引用します。
▼▼▼
田平まゆみ氏が「岡田議員からパワハラを受けている」という発言と、この問題の経緯について、真相をお伝えします。
この問題はマスコミにも取り上げられましたが、私(岡田英樹)は党府委員会から「混乱を避けるため」として真相を語ることを止められていたため、党員や市民に事態の真実を知らせることなく、選挙に突入し混乱をきたしたことを、まずお詫び致します。
2021年10月に田平氏がジェンダー平等委員会に訴えた内容は虚偽であり、私はすぐに党中央委員会に田平氏の行為について、規約にもとづく厳正な対応をとるようもとめました。
また、その後出されたパワハラ問題での府委員会の調査と見解は、私の意見と事実を反映していないもので、また地区委員会の調査結果とも違うものであり、早急な再調査を行うよう、中央の訴願委員会に求めましたが、いまだになんの返事もありません。
府委員会は私に、「パワハラへの反省が足りない」「党への攻撃を避け、党を守るため」などとして、立候補の辞退を求めてきました。また、私の地区委員解任を決める3月17日の地区委員会総会では、私が用意した「パワハラ問題についての事実説明」は、発言を禁じられたため、真相を地区委員の皆さんにも聞いてもらうことができず、事実を調査した常任委員や富田林の地区委員も発言することができませんでした。その結果、私は党を離党し無所属で市会議員選挙に立候補しました。党員や地区委員すらも、「パワハラ問題」の真相を現在でも知らないままでいます。
田平氏により、SNSで全国に間違った情報が発信され、選挙期間中も投票日前日まで、田平氏自ら虚偽のビラをまき続けるなど、異常な選挙となり、私の名誉も著しく傷つけられました。
やっと選挙の残務処理が一段落したので、「パワハラ問題」の真相を報告します。
まずは今回のことでは田平まゆみ氏から、私に対して直接の抗議は、初めからひとこともなく、突然「岡田議員からパワハラを受けている」と、党外に言い出したものです。
この問題は、2021年10月12日に、田平氏が中央のジェンダー平等委員会に抗議の電話を入れたのが始までした。
「岡田が維新の議員と一緒にキャバクラに行っている」「6月議会で子どもを性犯罪被害から守る意見書に反対の発言をした」「女性蔑視発言で岡田が始末書を書いた」、などというものでした。この詳細な電話記録の内容は中央委員会に残されており、すぐに中央から私に問い合わせ確認があり、11月18日に、田平氏の電話の内容はすべて虚偽であることを、事実を示して文書で回答しました。
そのことについて、事実が明らかになっても、田平氏からは何の謝罪もありません。
私は、維新の議員とキャバクラに行ったことはありませんし、議会で意見書を通すための発言はしましたが、反対の発言はしていません。女性蔑視発言で始末書を書いたこともありません。
このような事実を偽る訴えを行った行為に、党規約にもとづく厳正な対応をするよう中央委員会に求めました。
また、田平氏は、「次の市会議員選挙に出ないと言ったことはない」「私を公認しないのはおかしい」などと言っています。
彼女は2年前の12月に市委員会に「ほかにやりたいことがあるから、次は議員に出ない」と申しでがあり、22年2月にも市委員会は次回選挙への立候補辞退を本人に再確認したのち、次の新たな議員候補の選考に入りました。
また、田平氏は昨年の5月議会でも「私は今期で議員を引退するので、副議長にさせてください」と市議会の議員の皆さんにお願いし、承認されています。
自ら市議会や市委員会でも「次の選挙に出ない」と表明したにもかかわらず、「言ったことがない」などと平気で公言しています。
次に、2022年4月10日、田平氏は党外に向けて、フェイスブックで「同僚議員からパワハラを受けている」とパワハラ被害者を演じ始めました。
以下、田平氏が「パワハラを受けた」と主張して、新聞などに報道されたことの真相について紹介します。
1,岡田市議は街頭演説していた田平市議に「いつまでしゃべってんねん」と発言したという件について
▶これは、たつみコータロー氏の街頭演説会の際に、前の弁士である田平氏が演説時間を大幅にオーバーし、たつみ氏の演説がなくなりそうになり、その上、待機していたたつみ氏に、絡み始める通行人が現れるなどしたため、主催者からの依頼で私が田平氏に弁士を交代するよう伝えたことであり、理由なく演説を止めたのではありません。また、「マイクに入るくらいの大声で」なども、事実ではありません。
2,岡田が田平氏のことを、「虚言癖」「うそつき」などと人格を否定する発言を繰り返したという件について
▶田平氏が「1」のような内容や、また「選挙に出ないと言ったことはない」などと虚偽の発言をするので、そのたびに事実を機関に説明したのが真相です。
※田平氏が繰り出す虚言は列挙すればきりがありませんが、ここでは省略します。
3,普段から岡田から田平氏が「おまえ」「あいつ」呼ばわりされた、という件について
▶私が「普段から田平氏をおまえと呼ぶこと」などありません。まず、田平氏が私を「おまえ」と呼ぶことがありましたので、その時に言い返したことがありますが、田平氏から「おまえ」と呼ばれて言い返したのはよくなかったと思っています。「お互いに、おまえとよばないようにしよう」と田平氏と話し合ってからは、「おまえ」と呼びあうことはありません。
4,「同僚女性議員にハラスメント発言を繰り返した」という件について
▶「ハラスメント発言を繰り返した」ことなどありません。
田平氏に「今日は、ひどいパワハラを受けました」と、一度だけ抗議されたことがあります。
それは、議会質問をするため、それぞれの議案の担当課職員の方たちとの事前打ち合わせをする時間に、田平氏が15分遅れ、何も言わずに平気で席についたため、「みんな待っていてくれたんだから、ひとこと言ったほうがいいよ」といったことが、ひどいパワハラと感じたそうです。
※田平議員のパワハラ行為については、市の職員や民主団体の方からも多くの抗議が寄せられていました。ここでは省略します。
5,昨年の3月議会報告民報の発行を岡田に止められた、という件について
▶「梅田印刷と議会報告ビラを3校まで打ち合わせをしていたのに、岡田に止められた」など全くの虚偽で、議会報告ビラは、なんの問題もなく発行されており、梅田印刷も「岡田議員から止められたりしていません」と確認しています。
以上が、マスコミなどで報道された記事についての真相です。
田平氏の周りからも、事実と異なることが発信されています。
田平氏の夫が2月9日のフェイスブックで「妻とパワハラをおこなった先輩議員は、今も密室の議員控室に二人でいます」などと、書いていますが、田平氏は議員控室にはめったに来ませんし、岡田と部屋で二人になることなどありませんでした。作り話です。
また、「岡田候補は民主団体の事務所をかりて選挙事務所にしている」などツイッターで書いている人がいますが、これも事実ではありません。家賃を払って、選挙事務所を開設していました。
田平氏は、4月6日付で「声明文」などを出していますが、ここにもたくさんの虚偽を並べています。
「公明党の女性議員に『レズかと思った』と発言し、抗議された」としていますが、そのような発言はしておらず、公明党の議員から抗議があったという事実もありません。
「岡田氏は党からハラスメント加害で警告処分を受けました」などと書いていますが、私はハラスメント加害で警告処分を受けたことはありません。
「3月17日の地区委員会総会で、岡田氏の無所属出馬を許さない、と確認した」とありますが、会議ではそんなことは決めていません。
【田平氏の問題点】
【府委員会と中央委員会の問題点】
ハラスメントの問題の扱いは重要な課題であり、様々な組織でのハラスメント問題が起こった時の対応対策を確立していくことは大事な課題です。
双方の当事者が、同じ組織や団体、会社などで快適に過ごせるためには、問題が起こった時には、まず事実関係を正確に確認し、双方が合意に達するよう第三者が丁寧に聞き取り調整する努力や作業が必要だと考えます。党の上部機関がそのことを怠ったのが今回の結果となってしまったのだと思います。
以上、今まで発言できなかった私からの報告を終わります。
50年間党員として日々活動してきた私にとって、離党しないとこの発言ができなかったことは、とても残念なことです。
また、それにともなって、SNSで全国の一部の党員・党議員の方が田平氏の発信だけを信じ、事実を確認もせず、岡田への一方的かつ攻撃的な発信をしたことも、平等性を欠く軽率な行為であったと、ひとこと申し添えておきます。
最後に、「パワハラ問題」での攻撃があったにもかかわらず、変わりなく私を支持してくださった皆さんに心からお礼申し上げます。
選挙の結果は、最下位同数でくじ引きとなり、議席獲得とはなりませんでした。
たくさんの願いを託していただいていたのに、残念です。
今回のことで、人と人とのつながりの大切さをあらためて心に刻むことができました。
皆さんの応援に恩返しできるよう、これからもがんばっていきます。
ありがとうございました。
今後の党の発展を心から願っています。
2023年5月末日
前富田林市会議員 岡田英樹
▼▼▼
田平氏の見解しか聞いていない方には、ショッキングな内容かもしれませんが、これが真実です。
疑問等には事実でお答えをします。
このようなことが再び起こらないためにも、規約にもとづく厳正な対応を党機関には求めておきます。