また、高校生が橋下徹に堂々の反論! 桜宮高校
橋下市長の体罰容認や教育委員会への介入がエスカレートしていましたが、ついに体罰の結果桜宮高校生の自殺まで引き起こしてしまいました。
あきれたことに、市長は自分の責任には知らん顔。
逆に、教育への介入を強め、高校の体育クラブの活動停止や、体育科の入試の中止など終わりのない混迷を続けています。
しかし、この事態に桜宮高校の元運動部のキャプテン高校生が記者会見を行いました。
【時事通信より】
大阪市教育委員会が橋下徹市長の要求通り、市立桜宮高校の体育系2科の入試中止を決定した21日夜、同校3年の男子生徒2人と女子生徒6人が記者会見に臨んだ。
「私たちは納得いかない」「学校を守りたい」。8人は「まだ結論を覆せるかも」と、橋下市長と市教委に対し、決意の反論を展開した。
市役所5階の記者クラブで午後7時半から1時間余にわたった会見。8人はいずれも運動部の元キャプテン。制服のブレザー姿で横一列に並んだ。
「体育科に魅力を感じて受験したいと思う生徒がほとんど。普通科に回されるのは、私たちは納得がいかない」。女子生徒が口火を切った。橋下市長が同日朝、全校生徒を前に説明したが、「具体的な理由がなく、私たちの声も十分に聞いてくれなかった。思いは1時間で話せるわけがない。『生徒、受験生のことを考えて』と何度も繰り返したが、在校生と受験生のことを考えたらもっと違う結果があったんじゃないか」と訴えた。
橋下市長が体罰の背景に「生徒たちも容認していた」「勝利至上主義」などと発言していたのに対し、女子生徒は「容認していないし、勝つことだけが目標ではなく、礼儀など人として一番大切なことを教えてもらっている」と反論。自殺問題について「心の傷は深く、重く受け止めている。傷を癒せるのは先生」として教諭の総入れ替えにも反対し、「多くの生徒が学校を守りたいと思っている」と強調した。
男子生徒は「今回の結果が覆せるんじゃないかと、強い思いを持ってきた」と会見の動機を語った。別の女子生徒も「今まで続いている伝統は今でも正しいと思っている」と力説した。
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大阪の高校生はすごい。
彼らの会見を見ただけでも、桜宮高校の教育がこの高校生を育てたことと、彼らや教師が高校をかえる力を持っていることを実感しました。
以前橋下知事時代に、いきなり私学助成予算が28億円削減されました。
これに「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」の高校生が橋下徹と渡り合ったことがありました。
「文句があるなら日本から出ていけ」
「お前が政治家になってみろ」
まがいの知事の論戦にも食い下がっていた姿が忘れられません。
そして、論戦の翌年10月には、大阪府で年収350万円以下の世帯の私学高校生の授業料の無償化が実現しました。
高校生に軍配が上がったのです。
今回も道理は橋下徹ではなく、高校生にあります。
桜宮高校の皆さんにエールを送ります。
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