旧日本軍将兵、戦争を語る 富田林
日本共産党員にも戦争当時、日本軍の兵士だった方たちがいます。
そんな富田林市在住の3名の方と、食事会をもちました
写真右から、山本さん97歳。
元陸軍大尉、100式指令機のパイロットで、南方・中国戦線で従軍。
坂本さん87歳。
元少年航空兵・陸軍伍長、陸軍戦闘機の整備で内地従軍。
藤後さん87歳。
元満蒙開拓青年義勇軍、終戦後は中国の八路軍に従軍。
山本さんと坂本さんは同じ戦闘機の操縦と整備、山本さんと藤後さんは中国大陸で同じ戦地で戦闘に参加していたことなど、つながりがあったことがわかり、この食事会をもつことになりました。
私も同席させていただきましたが、戦闘機の話や満州の話など、話題は尽きません。
でも、最後には、
「戦争は絶対あかんな」
「よく生き残れた」
「戦争体験者が残り少なくなってきた」
「何とか、この教訓を残したい」
と、語っておられました。
坂本さんは、
「上官から『この戦争は負けるぞ』と言われて驚いたことがある」
「倉庫に放置されていた練習機にまで爆弾をとりつけたが、これで特攻出撃できるわけがないと思いながら整備していた」
山本さんは、
「操縦士は必ず自決用の拳銃をもっていました」
「飛行機がやられて操縦ができなくなれば、飛行機ごと自爆すること、万が一敵に捕まることがあれば自決せよと教えられていた」
藤後さんは、
「絶対に兵士を殴らない上官がいた。戦後、その人が共産党の議員になっていたのでびっくりしたが、やっぱりと思った」
など、それぞれの思いを語っておられました。
3人は現在も、過労死裁判の支援、日中友好協会、石上露子を学び語る会、年金者組合、うたごえ、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟など多彩な活動を続けておられます。
どうかこれからも、お元気で活躍してください。
戦争は二度とごめんです。
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