『石上露子と日露戦争』、読みました
先日、『石上露子の人生と時代背景』の本を紹介しました。
梅の里の元教員の方を訪問したときに、石上露子が話題となりました。
すると何と、奥様が露子の小冊子を出版されていました。
日露戦争の時代に、非戦論を展開していたのは『平民新聞』だけ。
その初号からの購読者であった露子。
そして、『明星』に、
「みいくさにこよひ誰が死ぬ さびしみと髪ふく風の行方見まもる」
を発表した。
大逆事件のあと、与謝野晶子は戦争賛美の立場をとってしまいますが、露子は最後までかわりません。
こんな歌人が富田林にいたんです。
この冊子では、日露戦争での戦死者の記録や、市内に残る絵画なども紹介されています。
羽曳野には、古代史や竹之内街道の研究家がたくさんおられます。
それぞれの郷土に、それぞれの郷土史家が輝いています。
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コメント
奥村和子さんの詩集「めぐりあひてみし源氏物語の女たち」は先日読みましたが、なかなかの研究者だと知りました。石上露子に関しても大変な研究者であることを、これも先日知って驚いています。「石上露子と日露戦争」という詩集があることは知りませんでした。こんな大先生がご近所にいらしゃることもつい先日知りました。先日お会いして先生の講演会が近々あることも知りました。なんだか急にたのしい気分になりました。
投稿: マーガレット・アッチャー | 2012年5月 3日 (木) 21時42分
そちら方面はすごい人がたくさんおられますね。
先日の「つどい」の原発問題で、「人類が放射能から遺伝子をいかに守ってきたか」の話は勉強になりました。
これからもよろしくお願いします。
投稿: 岡田ひでき | 2012年5月 4日 (金) 00時53分