資産家が相続税対策で財産を失う
財産を持つ人が亡くなると、遺族が遺産相続します。
借金の方が多い場合は通常、相続放棄されます。
相続税の課税を減らすためには、マンション建設などで借り入れをし、債務を増やす方法があります。
5000万円+1000万円×法定相続人の数が基礎控除となりますので、心配ない人の方が多いと思いますが。
バブルが過ぎた頃、おじいちゃんの莫大な遺産の相続対策のために、一気にたくさん賃貸マンションを建設した一族がいました。
その後、マンションの家賃が下がり入居率も上がらず、土地の値段も下がり、借り入れ返済のために資産を手放したことを聞きました。
税金をちゃんと支払えば半分で済んだのに、その節税対策があだになりました。
また、分割協議の際にも、親族間での争いが起こります。
借金の方が多い場合は相続放棄すればおしまいですが、財産が多いほど争いも大きくなります。
資産家はそれなりの苦労も背負っています。
相続については、大借金と財産無しでは親族はもめません。
昨日は父の17回忌法要でした。
財産を残さなかった親に感謝しときましょう。
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