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最新式トイレは、問題あり!

今日は、ちょっと問題提起。

住宅設備の各メーカーから毎年新製品が発売されます。購入する側は前の機種よりも進化したものと信じているのですが、意外と一長一短があるものです。

最新のトイレは、便器に汚れがつきにくく、流す水の量も少なく、節水節電などよく考えられています。

しかし、です。「よく詰まる」のです。

古い家と同じ使い方で、子供たちが紙を容赦なく流していると、詰まるのです。

別々の新築の家で3件も発生しました。おもちゃでも落としたのかと予想したのですが、便器まで取り外しての点検でしたが、出てきたのはトイレットペーパーのかたまりでした。

また、便器のふたもオート開閉になり軽いものになりました。しかし、です。「よく傷がつく」のです。

しかも、紙で拭いただけで。新築入居された方から「トイレのふたが傷ついてる」との連絡があり、いってみると確かに引きずったような傷が無残についています。

家の引渡しまでは、便器には搬入時のビニールがかけたままなので、メーカーの出荷時の傷と考えメーカーへのクレームで点検に来てもらいました。ところが、「説明書をよく見てください」とのこと。

「便器の便座は、トイレットペーパーで拭くと傷がつきます」と小さな字で書かれています。

施主は水拭きした後、紙で拭かれたのです。それだけ。便座は軽くなった分材質が変わり、傷つきやすくなっていたのです。商品の交換は有料とのことでした。

このままで引き下がるわけにはいきません。猛烈な抗議と、説明書と保護シートの改善提案などもさせていただき、無料交換と相成りました。

それ以降は、お客様への「引渡し時の申し送り」事項には上記の2点を注意事項で追加しました。

最新の機器は進化しているばかりではありませんので、ご注意を。

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